堕落ディザイアー

ずっと家でゴロゴロしながら映画を観ていたい

礼儀正しいジャパニーズ文明崩壊 『サバイバルファミリー』感想

邦画としては珍しく本格的な「文明崩壊もの」の映画です。電気が消滅した世界で、安全と思われる妻の実家のある鹿児島の田舎を目指す一家のサバイバルが描かれます。 主人公の鈴木一家はサラリーマンの父を小日向文世さん、専業主婦の母を深津絵里さん、大学…

嫌いな上司はさようなら 『モンスター上司』感想(ちょっとネタバレ)

「それぞれの職場で上司に悩まされている学生時代からの同級生3人が、幸せな人生を手に入れるために上司たちを葬り去ろうとする」というブラックなコメディです。 主人公格ニックの上司はニックが祖母の危篤時に早退しようとしたときですら残業を命じた卑劣…

芸術的な銃撃戦 『ガーディアン』感想(ちょっとネタバレ)

ドイツのアクション映画です。普段ハリウッド作品ばかり観るので他の国の映画は全然詳しくないんですが、ハリウッドアクションとは違う独特の空気感が印象的な作品でした。 これがドイツ映画の特徴なんでしょうか。灰色っぽいというか鉄っぽいというか、映画…

大人でも楽しめる クレヨンしんちゃん映画のおすすめ7選

「クレヨンしんちゃん」と聞いてどんなイメージが思い浮かびますか?子ども向けアニメ、ちょっとお下品、PTAが子供に見せたくない番組ランキング上位…大抵の人はそんな印象があるんじゃないでしょうか。 主人公のしんちゃんが事あるごとにおしりを出したりと…

人間の感情が抑制される・失われる系映画4選

「人間が感情を薬などで抑えられる」というテーマ、SF映画なんかではけっこうありますよね。大抵は「戦争を二度と起こさないために、争いの原因である感情を封印しよう」といった理論が唱えられた近未来が舞台になってます。 今回はそんな映画をまとめてみま…

日本の建築美とハリウッドの映像美の融合 『ロスト・エモーション』感想

SF

リドリー・スコット製作総指揮のSF映画です。 舞台は近未来。戦争で世界のほとんどが崩壊した後、生き残った人類は「感情こそが争いの原因だ」と人間の感情を極限まで抑制します。無感情な人々が淡々と生活する社会が形成され、何らかのきっかけで感情が表れ…

プロペラ機のレトロな空中戦が魅力 『フライボーイズ』感想

戦争映画ではちょっと珍しい第一次世界大戦ものの作品です。多くのアメリカの戦争映画って第二次世界大戦や南北戦争、それか近年の紛争介入がテーマになってる中で、本作では複葉機での戦闘がメインだった第一次世界大戦の空戦というマニアックな題材が使わ…

ザ・下品なアメリカンコメディ 『パージなナイト ブラックさん家の史上最悪の12時間』感想

年に一度、12時間だけあらゆる犯罪が許される『パージ法』が成立した近未来のアメリカ」を舞台にした人気ホラーアクションシリーズ『パージ』。それを徹底的に茶化し尽くしたパロディ映画がこの『パージなナイト ブラックさん家の史上最悪の12時間』です。 …

スケールもアクションも増大 『パージ:大統領令』感想

「年に1度、12時間だけ全ての犯罪が許される『パージ法』が成立したアメリカ」を舞台にしたシリーズの第3弾です。 低予算映画ながら、独特のストーリー設定と狂ったテンションのアクション・暴力描写が話題になってカルト的人気を誇る『パージ』。シリーズを…

小粒だけど良作なお年寄りコメディ 『ジーサンズ はじめての強盗』感想

「退職した会社から年金支給の打ち切りを告げられ、さらに銀行から理不尽な金利を上乗せされた老人たちが『自分たちの年金を取り戻す』という決意のもと銀行強盗に臨む」というお話です。 実は1979年に公開された映画のリメイクなんだとか。展開や雰囲気はコ…

ちょっぴりホラーな王道クレしん映画 『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』感想(ちょっとネタバレ)

このブログはどちらかというと洋画メインのレビューブログですが、Amazonプライムに入ってるのをふと見てみたらふつうに面白かったので感想を。 クレヨンしんちゃんの劇場版は大人でも楽しめる作品が多いことは結構知られてますよね。「オトナ帝国」「アッパ…

日数や時間がタイトルの映画まとめ(「〇〇時間」「〇デイズ」など)

映画のタイトルではよく「〇日間」「〇デイズ」「〇時間」などのものがありますよね。 作中でキーとなる日数や時間をそのままタイトルにする手法は意外と多く、「どの映画がどのストーリーか分からなくなる」「あの作品とこの作品がごっちゃになる」といった…

戦闘シーンの凄まじさが脳裏に残る 『ハクソー・リッジ』感想

第二次世界大戦を舞台に、銃を持たずに戦場に出た実在の兵士の話を映画化した戦争映画です。「衛生兵」が主役という、戦争映画としてはちょっと珍しい作品になってます。 宗教上の理由や過去のある出来事をきっかけに頑なに人を傷つけることを拒む主人公の青…

この映画がエンタメ作品として作られたことの意味 『パトリオット・デイ』感想

2013年に起こった「ボストンマラソン爆弾テロ事件」を題材にしたノンフィクションサスペンスです。 2人のチェチェン人の男が圧力鍋を用いた手作りの爆弾2つをマラソンのゴール付近に集まった観客のど真ん中で爆発させ、死者3名、負傷者280名以上という大惨事…

いい人だらけのあったか家族愛 『かぞくはじめました』感想

「ある日いきなり家族として暮らすことになった独身の男女と赤ちゃんが、苦労を乗り越えながら本当の家族になっていく」というラブコメディです。 バリバリのキャリアウーマンとして自分のパン屋を経営しながら暮らす独身貴族の女性ホリーと、「だらしない」…

誰もが不運な殺戮劇 『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』感想

「13日の金曜日」を初めとした「田舎のキャンプ場で大学生たちが殺人鬼に襲われる」という定番のシチュエーションを皮肉ったスプラッターコメディです。 田舎の湖のほとりにあるキャンプ場へ向かう大学生たち。その道中、いかにも怪しい目つきの男2人組と出…

後味の良い強盗サスペンス 『インサイド・マン』感想

2006年のクライム・サスペンス映画です。ニューヨークの銀行に顔を隠した4人組の強盗が白昼堂々と現れて従業員や客を人質にし、取り囲む警官隊と緊迫した駆け引きをくり広げます。 一見ごく普通の強盗事件に見えるものの、その裏では襲われた銀行の会長と一…

登場人物たちの渋さに惚れる 『マグニフィセント・セブン』感想

「七人の侍」をアメリカ風に作り上げた名作西部劇「荒野の七人」をさらにリメイクした作品です。 卑劣で冷徹な資産家ボーグによって近くの金鉱ごと乗っ取られようとしている田舎町ローズ・クリークで、町の住人たちがボーグの一味と戦うため主人公の賞金稼ぎ…

純度の高い緊張感が続くアクションサスペンス 『6日間』感想

www.youtube.com 1980年に実際に起きた「駐英イラン大使館占拠事件」を題材にした映画です。Netflixオリジナルコンテンツとなっています。 「ノンフィクション映画として事件をスリリングに描くこと以外に一切興味はない」と言わんばかりに、無駄な人間ドラ…

ゴリラVSゴリラ 『キングコング:髑髏島の巨神』感想(ネタバレあり)

「未開の島で捕まえたキングコングをNYに連れ帰ったら脱走して大暴れされた」というこれまでのキングコング映画とは違い、ベトナム戦争後の時代を舞台に未知の島で調査隊&米軍とキングコングが真正面からぶつかるというオリジナルストーリーが展開される映画…

超大味なエセSFパニック大作 『ザ・コア』感想(ちょっとネタバレ)

SF

「核(コア)が停止して滅亡しようとしている地球を救うために、選りすぐりの科学者チームが地球の中心まで向かって核を起こして復活させる」という、素人目に見ても無理っぽいし嘘くさいと分かるエセ科学アクション映画です。 科学的考証なんて完全に無視し…

同じ時間・光景を何度も繰り返す ループ系映画おすすめ7選

あることをきっかけに、何度も同じ時間・光景を繰り返すループの輪の中に閉じ込められてしまう…そんないわゆる「ループもの」は、SFなどのジャンルで昔から一定の需要があるテーマですよね。 そこで今回は、そんな「ループもの」映画のおすすめを紹介します…

Netflixの本気度が分かる良作SF大作 『スペクトル』感想(ネタバレあり)

www.youtube.com Netflixオリジナルが注目され始めた頃の、ガチガチのガチな本気を見せつけてきた衝撃作です。これ1本作るのにいくらかかってるんだろう。劇場公開作でも全くおかしくないクオリティのSFアクション大作に仕上がってます。 普通に映画館で流…

ジェームズ・マカヴォイの演技にただ圧倒される 『スプリット』感想

「シックス・センス」や「サイン」、「アンブレイカブル」などで知られ「どんでん返しオチの名手」という印象の強いM・ナイト・シャマラン監督のホラーサスペンス映画です。 新作を作るたびに酷評が続いていたシャマランでしたが、初心に帰って低予算の小規…

この頃のワクワクはもう戻ってこない 『ホーム・アローン』感想

世界中で愛される大ヒットコメディ。言わずとしれた不朽の名作、ファミリー映画・クリスマス映画の定番の1つです。 安心して観られるファミリー向け映画って難しいですよね。エログロはご法度、人が死ぬシーンも大抵アウト、教育上悪くなくておまけに大人で…

『アベンジャーズ』出演陣の無名時代を観てみる

マーベル・シネマティック・ユニバースの中心に位置し、今や世界的な大ヒットシリーズとなった「アベンジャーズ」。 それぞれのヒーロー役で出演しているメインキャストたちは皆が「アベンジャーズの人」「アメコミヒーローの〇〇の人」として有名ですが、彼…

ダークファンタジーな恋物語 「美女と野獣(フランス版)」感想

ディズニーのアニメ映画で有名な「美女と野獣」ですが、元々は近世フランスのお話なんですね。こちらは作品の故郷フランスでドイツとの合作で作られた実写映画ということになります。 主演はレア・セドゥという、最近ハリウッドでもよく目にするフランス人の…

あくまでアクション映画です 『パール・ハーバー』感想

色んな意味で映画の歴史に残る「超傑作戦争ラブコメアクション(笑)」です。DVDジャケットがタイタニックみたいだよね。 誰が何をどう間違ったのかマイケル・ベイというアホアホなハリウッドアクション専門監督みたいな人にアメリカの歴史上でも重要な出来…

気楽に観られる良作パニックコメディ 『ラバランチュラ 全員出動!』感想

B級をも下回るC級映画の名門・アルバトロスフィルムが送るモンスターパニック映画です。 ロサンゼルスで火山が噴火して溶岩や火砕流が街を襲い、さらには地底に眠っていた古代の巨大火山蜘蛛が地上に溢れ出して人々を襲い出す…という、説得力を持たせる気ゼ…

【永久保存版】生き物に襲われるモンスターパニック映画13選【良作のみ】

怪物に襲われる「モンスターパニック映画」といえば、B級映画の人気ジャンルのひとつですね。 その中でも、現実にいる動物やは虫類、サメなどの生き物に襲われるパニック映画は定番中の定番です。 チープなCGや雑なシナリオの「地雷映画」や開き直ってコメデ…