堕落ディザイアー

映画ブログ/音楽ブログ/音楽活動報告ブログです 好きなカテゴリでお楽しみください

久々に恐いサメ映画を観ました 『ロスト・バケーション』 感想

ロスト・バケーション (吹替版)

 

2016年公開のパニック・アクション映画です。モンスターパニックの定番ジャンルのひとつ、サメ映画ですね。

 

 

 

最近はサメ映画のやりすぎギャグ路線が凄まじく、次はどんなふざけた作品が発表されるのか、サメ映画界はどこまで行くのか、そもそもどこへ行きたいのか、ここ数年B級映画ファンの間ではネタとして常に話題になっています。

 

分かりやすく言うとこういうことです。(人が食べられるシーン等があるので苦手な方はご注意を)

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

こんなのは序の口で真面目なパニック映画を期待して観たら激怒確実のネタをネタとして観られる人のためだけのお笑いサメ映画が今では溢れています。

 

 

 

そんな昨今に王道のサバイバルを見せる本作『ロスト・バケーション』は一周回って新鮮で、「ああサメって恐い生き物だったんだ」と久々に思い出されました。

 

主人公はサーフィンが趣味の医学部女子大生で、病気で亡くなった母親の思い出の地?らしいメキシコのビーチを訪れます。穏やかな晴れた空と透き通るエメラルドブルーの海の中でサーフィンを楽しむ彼女ですが、浜辺を大して離れない海上には食い荒らされたクジラの死体が。嫌な予感がしたときには既に遅く、クジラを仕留めた張本人と思われるホオジロザメに襲われてしまいます。

 

片足に重傷を負うもなんとか近くの岩場に逃げ上がりますが、サメに襲われず浜辺まではとても辿りつけない、しかも上った岩場は満潮時には海に沈んでしまう……というタイムリミット+負傷ハンデつきのサバイバルが始まります。

 

 

 

基本的には一カ所の人気のないビーチ、その岩場の上を舞台にメインキャスト1名で描かれる低予算な映画ですが、86分と短い尺の中でテンポよく出来事が展開されていくので退屈することもなく一気に観られます。偶然ビーチに立ち寄った人や他のサーフィン客が襲われる等サメと人間の絡みも多めに挟まれていて、パニック映画としての物足りなさもありません。人が真正面から戦っても絶対に勝てない恐ろしい野生動物としての「サメ」が臨場感たっぷりに存分に描かれます。

 

そして印象的だったのが「痛い」描写の数々でした。主人公は脚を咬まれて岩場の上で動けなくなるわけですが、その脚の傷の描写がとにかく痛い。ももに縦数十cmの裂傷です。その傷が惜しげもなく映し出されます。その傷の塞ぎ方もめちゃめちゃ痛い。自分だったら命に関わる緊急時でも同じ事をする度胸があるか分かりません。

 

終盤サメと遂に対決するときの戦い方も斬新でした。まさかあれを使うとはね。あのアイテム(?)を使う映画は初めて見ました。あれってあんなのが入ってるんだね。

 

戦いの決着も映画的な見せ方と現実的な創意工夫のバランスが良い結末です。B級パニック映画で安易な爆発に頼らないオチは偉いです。

 

 

 

グロテスクな描写を全く受けつけない、という方には閲覧注意な映画ですが、パニック映画が好きな方、休日の暇つぶしにサクッと観られる適当な映画が欲しい方には丁度良い作品ではないでしょうか。

 

面白いポイントを外さない堅実な作りで楽しめる佳作パニックでした。

www.youtube.com