堕落ディザイアー

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ニート兄妹を描くWeb漫画『働かないふたり』に癒される

www.kurage-bunch.com

 

吉田覚さん作『働かないふたり』という漫画のファンです。「くらげバンチ」というサイトでもう3年以上連載されていて、数十話分が無料で読めます。最初の3話や最新話らへんを中心に、新キャラの登場回などストーリー上大事な話は無料で全て読めるようにしてあるみたいです。

 

僕はもうかれこれ2年以上は更新を追ってるでしょうか。毎週金曜日の夜には「あ、今週のふたりチェックしなきゃ」と習慣的にサイトを見ています。

 

 

 

その内容はというと、「ニートの兄・石井守と同じくニートの妹・春子が毎日怠惰に暮らす様を描く」というもの。ひたすらにゆる〜いゆる〜い日常もの漫画です。

 

一応本作でヒロインということになる妹・春子は対人恐怖症的な性格から引きこもるようになったみたいで、低い女子力、どこかもっさりした思考と言動は社会に出てもやっていけなさそうとまあ納得させられます。

 

その一方で兄の守は物知りで友だちも多く、昔はアウトドア派で彼女もいたらしく、ニートをやっている今も読書ファンの間でそこそこ知られてる本のレビューブログをやっていたりと行動的でスペックの高い人です。「ニートになった」というよりは「一時的にニートをやっている」感が見えます(昔はフリーターとして働いてたことを語る描写もあります)。もし社会に出ても普通に優秀な人材として働いていけそうなリア充です。

 

 

 

こんな物語で誰もが気になるのは「両親がよく兄妹でニートすることを許してるな」ということだと思いますが、登場する二人の両親はそんなに怒ることも焦ることもなく基本優しく二人を見守っています。

 

パパはもう子どもたちに甘々で、「元気にしてるならまあいいじゃないか」タイプの人。母親はそこまで手放しに甘くはありませんが、「まったく仕方ないわね」程度の感覚で二人を育てて(?)います。

 

そして守の社交的な性格や春子のなんか愛してしまうキャラもあって二人の周りには基本誰か友人が集まってきます。そうやってキャラクターも増えながら変わることのないゆるい日々が描かれ更新が続いています。

 

 

 

癒し系漫画として分類される作品だし、見ていて「いいなあ羨ましいなあ」と思うこともあります。決して自分もニートになりたい訳じゃありませんが。

 

でもこの漫画のファンの中には仕事辞めたい願望・働きたくない願望がある人もいるんじゃないでしょうか。というか主にそういう人がこういう漫画を好きになって読むんじゃないかな。

 

「親に養われ守られるだけの存在だった頃の安心感・気楽さが懐かしい。もう一度そんな楽で無責任な身分になりたい。でもそんなことを本当にするわけにはいかない」という人たちには丁度良い現実逃避になる作品だと思います。

 

 

 

基本はサザエさんとかクレヨンしんちゃん形式の永遠に同じ年が続く日常漫画ですが、登場人物が増えるごとに少しずつ各キャラの関係に変化が出ていたりします。この先また話が動くんだろうな、と思わされるようなフラグもいくつか見えています。

 

何年もかけて話が進んで、いつか守は普通に働くようになるのかな、春子も社会復帰できる場を見つけて家をでていくのかな、と思うと寂しい気持ちに襲われます。脱ニートするのなら物語としてはハッピーエンドになるし喜ぶべきことだろうけど、「いつまでも変わらずそこに居てくれ、そこで俺の現実逃避の相手になってくれ」と思ってしまいます。そんな寂しいこと考えながらこれを読んでるのは僕くらいだと思いますが。

 

 

 

というわけでこの『働かないふたり』、現在もくらげバンチで絶賛連載中です。是非読んでみて、こののんびりほわんほわんした日々で脳内だけでも穏やかにアホに怠惰になってみてください。

 

コミックも現在1〜10巻まで発売中だそうです。

 

 

Web上ではもう読めない話もコミックなら全話読めます。おまけ漫画や4コマが収録されてる巻もあるみたいで。是非ぜひ。