堕落ディザイアー

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意外な黒幕とオチは嫌いじゃない 『レポゼッション・メン』 感想

レポゼッション・メン (吹替版)

 

2010年のSFアクション映画です。

 

機械式の人工臓器の技術が発展した近未来で、臓器のローン支払を滞納している顧客から臓器を強制回収する「回収屋」の主人公を描くお話です。主演は人気ハリウッド俳優のジュード・ロウ。さらにフォレスト・ウィテカーアリシー・ブラガなどハリウッド映画好きなら時々見かける実力派が脇を固める意外と豪華な出演陣です。

 

ハリウッドの笑福亭鶴瓶ことフォレスト・ウィテカー

フォレスト・ウィテカー - Wikipedia

 

 

 

そんなこの映画ですが、ジュード・ロウ目当てに奥様が予備知識も心構えもなく観たら卒倒トラウマ間違い無しなレベルのグログロアクション映画です。

 

まず冒頭の臓器回収シーンからグロい。

購入した臓器のローン滞納で猶予期限も過ぎた客の元に直接回収にいくのが主人公の仕事ですが、「臓器の回収に来ましたー」と言うと客は決まって命乞いか「すぐ払う!金は払うから!」みたいなことを言い出します。それに問答無用でテーザーガン(電気ショック)を撃って気絶させてしまいます。

 

ぶっ倒れて意識のない滞納者に「お望みなら臓器回収の前に救急車を呼んでおきますがどうされますか?」と作業的に聞き、当然返事なんてないので回収開始です。イヤホンをつけてノリノリのマンボを聴きながら腹をかっさばいて臓器を抜き取ります。その描写がモロに映されます。

 

そうやって日々滞納者の身体をさばいて手を突っ込んで臓器回収を繰り返す主人公(時にはフォレスト・ウィテカー演じる幼なじみの同僚とコンビで仕事をこなします)ですが、ある日仕事中の事故で重体に陥り、自らが人工心臓を埋め込んだ身体になってしまいます。回収する側から回収に怯えて金の心配をする側にチェンジです。

 

いざ自分が人工臓器持ちになると滞納者たちに同情してしまって回収に踏み出せず、自分の心臓の支払も滞り猶予期限も過ぎていき、ついにはかつて同僚だった回収屋たちに追われる身に……というお話です。

 

 

 

上でも書きましたがとにかく容赦なくグロいです。というかイタいです。臓器回収シーンに始まり、手術シーンやアクションシーンまで、とにかく血や傷を容赦なく見せてきます。開いた傷口やバイオレンスに戦う描写など痛い画がやたら好きな映画です。

 

民間の医療品会社が直に臓器強制回収とか権限持ち過ぎにも思えるしちょっと世界観の無茶も見えますが、そこにある程度目を瞑ってこの設定を受け入れれば刺激の強いSFアクション映画として楽しめると思います。

 

そして後半はさらに頭のネジの飛んだ流れになっていきます。無茶にブーストがかかった展開から最後は驚きの結末に。そのオチのために賛否両論が分かれる映画になっていますが、僕は個人的に嫌いではないです。観客にヒントを与えるような伏線も散りばめられていて丁寧な作りです。

 

そして臓器回収の追っ手や主人公の前に立ちふさがる敵より本当に怖い人が別にいます。メンヘラストーカーみたいな思考で迫ってくるお前が一番怖かったぞ。サイコパスもののサスペンス映画じゃないんだから。

 

 

 

特別記憶に残るような名作ではありませんが、ほどほどに楽しめる丁度いいアクション映画です。グロテスクな描写に抵抗がないなら暇つぶしに是非。

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