堕落ディザイアー

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シニカルな文学オルタナティブミック こんにちは谷田さん

 

僕がボカロを本格的に聴き始めた頃から大好きなボカロPさんです。「こんにちは谷田さん」がお名前なので敬称をつけるとこんにちは谷田さんさんになりますね。略してこん谷さんと呼ばれていらっしゃいます。

 

オルタナティブロックを主軸にポストロック、シューゲイザーやストリングスアレンジまで取り込んだサウンドが特徴です。曲ごとにがらりと雰囲気の違う一面を見せられることも多く、知識やセンスの幅広さを感じさせられます。

 

派手な大ヒットを当てて有名になったというよりは、常にハイクオリティな曲を連発して着実に知名度と人気を高めてこられた方です。

 

 

 

 

刃物のように鋭く心地良く鳴るギターと野太く歪んだベースが好きです。そして何よりドラムの鳴りがものすごく気持ちいい。おそらく打ち込みなんでしょうがこの太めの鳴りや残響感がどツボです。ドラムの気持ち良さを感じたくてこん谷さんの曲を聴くこともあるくらい大好きな音です。

 

 

 

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そして文学的・哲学的なタイトルや歌詞もこん谷さんの個性です。まるで難解な小説のタイトルのような曲名が多いな、と思っています。

 

歌詞にはひたすら自己の内面と向き合っているような葛藤が描かれていて、浮世離れした文学青年が冷笑を浮かべながら自虐しているような諦め、皮肉が見えます。元々文学に詳しい様子も見られるので、そんなところがこの世界観の構築に大きく影響しているのでしょう。

 

 

 

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こん谷さんの曲を聴いていると皮肉でもなんでもなく「うわあ頭いいんだろうなあ……」と思わされます。複雑に緻密に練って練って練られた手の込んだサウンドや言葉選びは、知的で秀才な一面が表れています。ストレートに感情をぶつけるようなシンプルな曲とはまた違った、味わい深い魅力に溢れています。

 

 

 

この曲が一番好きです。

 

サビの切なさ・もの哀しさとそこまでの完璧な流れが狂おしいほど好きです。ポストロック的な残響感のあるギターリフの絡みが体中に染み渡るように感じられます。見覚えのないはずのいつかの夏の景色が思い浮かんでくるようなノスタルジックな曲です。

 

 

 

 

個人的にずっと憧れの存在で、これからも憧れているボカロPさんです。是非聴いてみてください。