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宇宙・星を舞台にしたおすすめSF映画4選

SF映画の定番と言える舞台はいくつかありますね。未来、電脳世界、パラレルワールド……そして「宇宙」も主要なテーマの一つです。

 

酸素がない、逃げ場がない、そんな過酷で恐ろしくて美しい世界である宇宙。どこまでも真っ暗な真空、未知の風景が続く異星、機械的で閉鎖的な宇宙船……どれも人気のSFの舞台です。

 

そんな宇宙を描く映画、なるべくマイナーなものを中心に紹介していきます。

 

サンシャイン2057

サンシャイン2057 (字幕版)

2007年のイギリス映画です。2057年の近未来に、止まりかけている太陽を再び活性化させて地球を救うため、核爆弾を搭載した宇宙船イカロスで太陽へ向かうクルーたちの旅を描きます。

あまり知られていないのがもったいない名作SF映画だと思います。広いはずの宇宙船内の妙な閉塞感や、宇宙という未知の世界の何ともいえない不気味さが終始漂う世界観がたまらなく好きです。太陽に極限まで近づくためのシールドや古めかしいのか新しいのか微妙な宇宙服などビジュアル面も徹底して美しいです。

そして何より太陽の圧倒的な存在感。太陽系全体を支配して、地球の全生物を生かす物理的に頭の上に存在する「神」としての太陽に嫌でも畏れを感じさせられます。太陽の本当の色って赤でもオレンジでもなく「金」なんですね。直視すらできない太陽に恐れ多くも近づいていくクルーたちの運命や如何に。

ストーリーもこの太陽の神秘的な存在感を活かしたものになっていて、絶妙な不気味さを生み出しています。ホラーチックな一面もあって、背筋がすっと寒くなる瞬間が何度もあります。

出演者も個性派俳優のキリアン・マーフィー、「キャプテン・アメリカ」役で一躍スターになるクリス・エヴァンスやボンドガールも務めたミシェール・ヨー、マオリ系のハリウッド俳優として有名なクリフ・カーティス、イギリスを代表する悪役俳優マーク・ストロング、そしてハリウッドでの日本人の星・我らが真田広之とやたらめったらに豪華な面々が並びます。真田さんの渋さも見どころです。

 

  

エウロパ

エウロパ(字幕版)

木星の衛生の一つ「エウロパ」を目指す宇宙船とそのクルーたちの物語です。液体の水の海があり、生命の存在が期待されている星ですね。 

他の映画と比べてやたら狭い宇宙船内が特徴の映画です。ほぼプライバシーなし。逃げ場なし。この空間で長期間暮らしながら遠い星を目指すとか鬱一直線ではないでしょうか。

B級に分類される低予算映画ですが、宇宙独特の息の詰まる空気感は素晴らしいです。特にキャストの一人、シャールト・コプリー演じる宇宙飛行士の悲壮感溢れる死に様が宇宙の過酷さ、救いのなさを物語っています。

ちなみにパッケージで強調されている「それ」の出番はほぼなく、映画のメインは過酷な宇宙の旅とエウロパでの危険な調査のお話になっています。

 

詳しい感想はこちら

www.daraku-desire.com

 

エウロパ(字幕版)

エウロパ(字幕版)

 

 

月に囚われた男

月に囚われた男 (字幕版)

 小粒ながら良作なSF映画です。資源採掘のため単身赴任で一人宇宙に常駐する男を主人公にした作品。監督はデヴィッド・ボウイの実の息子ダンカン・ジョーンズで、これが彼の監督デビュー作になりました。

地球への帰還日を楽しみに待ちながら毎日淡々と資源採掘の日々を送る主人公。話し相手は月面基地での生活をサポートしてくれるロボットのAIだけ。しかしある出来事をきっかけに、恐ろしい秘密が畳み掛けるように明らかになっていきます。

映像的には地味ながらSFミステリー小説を読んでいるような感覚になれる作品です。ひたすらにかわいそうな主人公の行く末が気になります。

そして音声とニコちゃんマークを基調としたいくつかの表情スタンプだけでコミュニケーションをとってくる相棒のロボット「ガーティ」がかわいいです。いい奴です。

 

月に囚われた男 (字幕版)
 

 

パンドラム

パンドラム (字幕版)

遠い惑星まで数万人を乗せて飛ぶ移民船内で起きる戦慄のパニックを描いた作品です。

宇宙という過酷で息苦しい場所でのストレスを原因に発症する架空の精神病「パンドラム」をテーマにしています。映画のメインとなるゾンビじみたモンスターたちとの戦いも王道のアクションホラーとして見どころがありましたが、この「パンドラム」を描くサイドストーリーの方が個人的には恐かったです。

発狂して妄想に取り憑かれたクルーによって冷凍睡眠中の全乗員が睡眠カプセルごと宇宙に射出。救助の可能性もない宇宙のど真ん中で、身動きもとれないカプセルの中で、水も食料もなく酸素も僅かな状況で独りきりでどこまでもどこまでも宇宙空間を漂っていく……想像しただけでぞっとします。

 モンスターたちの正体、船内の地獄絵図を引き起こした真犯人の正体、そんな諸々の謎が後半で明らかになっていくストーリーはSF好きなら楽しめると思います。それなりの制作費で映像のスケールも大きく、十分に楽しめる佳作SFスリラーです。

 

パンドラム (字幕版)

パンドラム (字幕版)

 

 

まとめ

宇宙を題材にした有名な大作映画といえば「ゼロ・グラビティ」「インターステラー」「アルマゲドン」「オデッセイ」なんかが挙げられると思いますが、定番を外れてみると小粒ながらこんな良作がたくさんあります。

どの映画も「無限に広がる広大な世界」と「どこにも逃げ場のない閉鎖空間」という真逆の性質を併せ持った宇宙・異星の特性をうまく活かしていて、凝ったストーリーや映像世界にも魅力があります。

 

あなたの宇宙映画選びの参考になれば幸いです。