堕落ディザイアー

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オデッセイ×エイリアン×ゾンビ 『ラスト・デイズ・オン・マーズ』感想(ネタバレあり)

ラスト・デイズ・オン・マーズ(字幕版)

2013年のイギリスのSFホラー映画です。火星で6ヶ月間の調査任務を受け、それがあと1日で終わる帰還間近の宇宙飛行士たちのサバイバルを描きます。

 

知名度があると言えるキャストは『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のリーヴ・シュレイバーと「ゴーストライター」のオリヴィア・ウィリアムズの2人くらいでしょうか。それなりに名の知れた俳優が出ているので、どうしようもないC級映画ということはないだろうとある程度安心して観始めました。

 

紹介文では「帰還を直前に控えたチームはある重大な発見をするが、それが恐るべき結果を招くことになる…」みたいな感じだったので、ああきっと何か死人が出るような悪い事態になるんだろうなあと思っていました。

 

火星といえば最近思いつくのはやっぱりマッド・デイモン主演の『オデッセイ』ですね。それとどうしても比べてしまうので冒頭では映像が少しチープに感じてしまいました。

 

さすがにハリウッド大作と比べると多少見劣りしてしまいますが、それでも「舞台は火星だ」と納得するには十分の映像です。そもそも映像の派手さがメインの映画ではないので慣れるとあまり気になりませんでした。

 

それより気になったのが調査チームのメンバーの不仲です。いくらなんでも精鋭の調査チームがあんな幼稚で直情的な喧嘩を繰り返すわけないでしょう。そこは「オデッセイ」の飛行士たちの大人な性格を見習ってほしかったです。リアリティが足りない部分でした。

 

 

 

さて肝心の「恐るべき発見」は確かに驚くような敵でした。ある意味で。「採取したサンプルから謎の微生物がとれた!」みたいな展開になったので、ああ寄生系の何かと戦うことになるんだろうなあ〜と予想しましたが、個人的な予想は遊星からの物体Xでした。

 

「逃げ場のない密室、仲間の体に侵入した「何か」、一見変わりないようで仲間は人間ではないものに変貌していた…誰が感染して誰がまだ人間なのか…」的な展開になると勝手に思い込んでましたが、実際の感染者はものも言わずゾンビのごとく襲いかかってくるという想像以上に直接的でアグレッシブな化け物でした。

 

最初の感染者が発生してからは一気にホラーサバイバルと化します。凝ったシナリオもなしでひたすら生き残りのための戦いです。そのまんま「エイリアン」1作目のノリです。

 

そこからの展開は可もなく不可もなく…といった感じ。めちゃくちゃ面白いとは思いませんが、退屈するほどではありませんでした。調査チームのキャラもそれなりに立っていたのでそれぞれの死に様も印象に残ったし、映像の見せ方も低予算ながらちゃんと映画としての水準はクリアしているのでしょぼさを感じることはありません。

 

最後までモンスターパニック映画の王道展開をきっちり進んで、大きく当たりも外しもしないストーリーでした。

 

 

 

内容はまさに「オデッセイ×エイリアン×ゾンビ」といった感じです。いやそれを÷5くらいにした感じかな。Yahoo!映画の評価が酷かったので相当退屈なのを覚悟していましたが、それなりに楽しめました。

 

小粒ながら手堅い作りのSFホラーです。密室で怪物と戦う系B級ホラーが好きな人にとってはまあまあ面白いのではないでしょうか。