堕落ディザイアー

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模範的アメリカン・コメディ 『クレイジー・パーティー』感想

クレイジー・パーティー (吹替版)

2016年のアメリカ映画です。「クレイジー・パーティー」というなんのひねりもないタイトルやジャケット画像が物語っているように、典型的で模範的なアメリカ式ばか騒ぎがくり広げられるコメディ映画です。

 

物語の舞台はIT企業のシカゴ支社。女性CEOの弟でアホな支社長クレイとまともだけどちょっと頼りないCTOジョシュ、天才エンジニアのトレイシーが中心となって運営しているこの支社は、CEOのキャロルが押し付ける無茶なノルマをクリアできなかったという理由で大幅な給与カット・大量リストラを一方的に宣告されてしまいます。

 

この不条理な扱いを覆すために大手クライアントとの契約を勝ち取って大幅な売上アップをしようと考えた3人は、大企業のバイヤーであるウォルターを招いて支社で大規模なクリスマスパーティーを開くことに。

 

豪勢な接待パーティーとなるはずでしたが、ささいなトラブルが重なってとんでもない大事件が巻き起こっていきます。

 

 

 

お下劣、お下品、不謹慎、不健全と、とにかくバカバカしい要素が盛りだくさんの徹底したコメディ映画です。

 

最初はパーティーがいまいち盛り上がらず、招かれたクライアントも退屈そうな様子を見せていたことからジョシュとトレイシーが必死でパーティーを盛り上げますが、それが功を奏して結果的に盛り上がり過ぎました。

 

さらには社員の1人が「美人の彼女をパーティーに連れてくる」と大見栄を張って対面を保つために売◯婦を呼んだことからさらに事態はややこしくなります。彼女が持ち込んだハッピーになれるお薬が紙吹雪散らし機に巻き込まれて会場中にばらまかれ、堅物だったクライアントはラ◯って異常なハイテンションでオフィスから飛び降りたりと会場は無法地帯になっていきます。

 

最新の3Dプリンターでお珍珍をモデリングしてプリントアウトし始める奴が出たり、オフィスの窓(ビルの上階)から皆でパソコンやテーブルを投げ落とし始めたりと、法に触れるレベルの集団暴走に。さすがアメリカ。悪酔いの仕方もスケールが違いますね。

 

 

 

さらに、そんな度を超したばか騒ぎと合わせて、支社長クレイが会場に紛れ込んだ悪い人たちに攫われてしまいます。しかもクレイはパーティーでばら巻くつもりだった現金30万ドルをポケットに詰め込んだままだったので大変です。

 

クライマックスのでは無駄に迫力たっぷりなカーチェイスまでくり広げられます。まさか社内クリスマスパーティーがギャングを巻き込んでこんな事態になるとは。

 

これだけ収拾のつかないばか騒ぎに発展しておきながら、最後は完璧なハッピーエンドに収まって支社も救われるから凄いですね。

 

 

 

出演者にはジェイソン・ベイトマンジェニファー・アニストンT・J・ミラーなどコメディ映画のベテランが並んでいて、他の作品での共演者同士もいたりして「なんかどっかで見た」と思える懐かしい雰囲気があります。ジェニファー・アニストン演じるCEOのキャロルが性格が悪過ぎて笑えます。

 

モラルもなく学びもなく、ただ時間を浪費して笑うだけ。そんな模範的なアホコメディ映画でした。好きです。