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蛇パニックの頂点 『アナコンダ』感想(ちょっとネタバレ)

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タイトル通り「巨大アナコンダに襲われる」映画です。製作は1997年ですが、秀逸な展開とパニック描写で今観ても十分過ぎるほど面白くて怖いです。

 

ストーリーは至ってシンプルで「幻の原住民族を探すためにアマゾン川奥地に入った撮影クルーたちがアナコンダに襲われ、生き残るためにサバイバルする」というもの。そこにストーリーのスパイスとして「アナコンダを生け捕りにするためにクルーたちを利用しようとする狂った密猟者」という敵役も登場します。

 

 

 

いかにもB級な題材ですが製作費はハリウッドの中規模クラスで、キャストにもジェニファー・ロペスアイス・キューブジョン・ヴォイトと豪華な顔ぶれが並んでいます。他にも有名になる前のオーウェン・ウィルソンが出てたり。

 

偉大なラッパーのアイス・キューブが本作ではどうみてもカメラマンのおっちゃんにしか見えないところが見どころのひとつです。

 

 

 

もう20年前の映画ということもあって映像には古い感じもありますが、CGと模型を組み合わせて映されるアナコンダはなかなか豪快な暴れっぷりで驚かせてくれます。

 

特に岩壁から飛び降りて逃げようとした人に鞭のように迫って空中キャッチをかますシーンは、モンスターパニックの歴史に残る名捕食シーンではないでしょうか。

 

他にも、丸呑みにされたオーウェン・ウィルソンの形そのままにアナコンダの腹が膨らんでたり、食ってる途中で吐き出された半分消化されてる人が出てきたりと、獲物を生きたまま丸呑みするヘビならではのトラウマシーンがいっぱいです。

 

時おり力の入った良作も生まれるワニ映画や虫映画、サメ映画なんかと違って、もう本当にどうしようもないう◯こみたいなB級作品だらけのヘビ映画界。その中でほとんど唯一の正当派な力作となっているこの「アナコンダ」ですが、B級映画ばかり観ていると忘れがちな「動物って怖い」という真実をしっかり教えてくれます。

 

 

 

個人的にはこの「生きたまま呑み込まれて、意識がある中で体をじわじわ消化液で溶かされながら死んでいく」っていう死に方、映画に出てくる死に方の中でもトップ3に入るくらい嫌な死に方だと思うんですがどうでしょうか。

 

今でこそ「シャンハイ・ナイト」や「ナイト ミュージアム」で有名になったオーウェン・ウィルソンが無名時代にはヘビに丸呑みにされてその腹に顔の輪郭まで浮かび上がらせてたなんて、昔の彼を知らない人が観たらびっくりでしょうね。

 

 

 

巨大ヘビが出てきてそれと戦うだけ、というストレートでそれ以外何もない超王道のB級パニック映画ですが、公開から20年が経った今もなお巨大ヘビ映画の頂点だと思います。

 

「ヘビが暴れる映画(ただしCGがショボすぎないもの)が観たい!」となったときにほぼ唯一の選択肢になるのがこの「アナコンダ」です。

 

この映画を観てるときの「B級映画見てるなあ〜」感が好きで、数年に一度観たくなります。そういう意味では「記憶に残る名作」なんでしょうか。

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