堕落ディザイアー

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気楽に観られる良作パニックコメディ 『ラバランチュラ 全員出動!』感想

ラバランチュラ 全員出動!(字幕版)

 

B級をも下回るC級映画の名門・アルバトロスフィルムが送るモンスターパニック映画です。

 

ロサンゼルスで火山が噴火して溶岩や火砕流が街を襲い、さらには地底に眠っていた古代の巨大火山蜘蛛が地上に溢れ出して人々を襲い出す…という、説得力を持たせる気ゼロのパニックが展開されます。

 

主人公は90年代に一世を風靡しながらも今は落ち目のアクションスター。火山&蜘蛛パニックから妻と子どもを守るべく奮闘します。

 

 

 

単なる超低予算の地雷映画だろうと思いながら完全に時間を捨てるつもりで観たんですが、実は名作「ポリスアカデミー」の主要キャストが再集結した豪華なコメディ映画だったみたいですね。

 

紛れもない低予算C級映画ながら、観客を退屈させてなるものかという製作陣の意気込みが伝わる尋常じゃないテンポのよさで終始飽きずに観れます。

 

CG感全開の溶岩や爆発の描写は、状況は緊迫してるはずなのにヘラヘラしながら気楽に観れます。登場人物たちも良い意味で緊張感がなく、映画全体がゆる〜い雰囲気に包まれっぱなしです。

 

そんな中で巨大蜘蛛のCGだけは中途半端に力が入っているのがかえって笑えます。それなりになめらかに、質感もまあまあでヌルヌル動きます。多少のCGっぽさはありますが、人間との絡みもしっかりしてるしC級映画としては十分過ぎるほど楽しめます。

 

 

 

主人公はアクション俳優という設定からか巨大蜘蛛と戦わせてもまあまあ強く、さらに主人公の奥さんが「キックボクシングの先生」という設定だからか異常に強いです。巨大蜘蛛に回し蹴りを決めたかと思えば、ショットガンをぶっ放して難なく仕留めます。

 

登場人物が悪ノリしまくる展開は「シャークネード」シリーズなんかと同じテンションで、そう思ってたら唐突にシャークネードの主人公ご本人がカメオ出演してたりします。「ああっ!あんたあのサメの映画の!」じゃねえよ。

 

巨大蜘蛛、パニック映画、コメディ路線、という作風は「スパイダー・パニック!」や「MEGA SPIDER メガ・スパイダー」と似てるなあ、と思ってたら監督はマジで「MEGA SPIDER メガ・スパイダー」の監督と同じ人なんだとか。

 

 

 

全てにおいてゆるくてチープな雰囲気が漂っているので決して真面目に観るような映画ではありませんが、休日にテレビの前で頭を空っぽにしてだらだら観るのにこれ以上ふさわしい映画もありません。

 

ハイクオリティな映画を期待してみるものではないので、豪華なコントくらいに思って観るのが丁度いいです。最初から最後まで勢いはひたすらいいので、退屈することもなく終始笑って観れます。

 

 

 

続編もリリースされたみたいですが、「竜巻&サメ」の「シャークネード」に並んで「火山&クモ」という新ジャンルでシリーズ化していく予定なんでしょうか。主人公が街を救った英雄になって続編でもまた戦う、っていう展開も一緒だし。

 

C級映画と侮って観たらふつうに面白かったので、このテンションでシリーズ化してくれるなら大歓迎です。「シャークネード」のようにどんどん突き進んでいってほしいですね。

 

力を抜いて楽しめる良作パニックコメディです。