堕落ディザイアー

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いい人だらけのあったか家族愛 『かぞくはじめました』感想

かぞくはじめました (字幕版)

「ある日いきなり家族として暮らすことになった独身の男女と赤ちゃんが、苦労を乗り越えながら本当の家族になっていく」というラブコメディです。

 

バリバリのキャリアウーマンとして自分のパン屋を経営しながら暮らす独身貴族の女性ホリーと、「だらしない」を絵に描いたようなガサツな生活を送る下品で自由な独身貴族の男エリック。全く馬の合わない2人でしたが、それぞれの親友が夫婦なので何かと会う機会が多く、一応友人同士として接していました。

 

しかし不幸な事故でその夫婦が亡くなってしまい、後にはまだ赤ちゃんの娘・ソフィーだけが残されます。生き方も性格も真逆のホリーとエリックは、友人夫婦が遺した家で後見人としてソフィーを育てていくことになり、全てが未経験だらけの「家族生活」を始めることに…というお話です。

 

 

 

ストーリーからも想像できるように、ドタバタの子育てと真逆な性格の男女の恋愛、そしてあったかい家族の絆が描かれるハートウォーミングなコメディです。

 

今まではいがみ合ってたホリーとエリックをつなぐことになったソフィーがとにかくかわいい。赤ちゃんなだけあって自由奔放で、ごはんが美味しくなければポイ、したくなったらいつでもどこでもう〇ち、気が済むまで泣き続ける…と、今まで独身貴族として生きていたホリーとエリックをひたすら翻弄し続けます。

 

そして、それに対する子育てなんて何も分からないホリーとエリックのドタバタがいちいち笑えます。エリックの雑きわまりない子育てとホリーの「仕事か!」と言いたくなる神経質な子育てがちぐはぐで、それでも一緒に暮らすうちになんとなくチームワークが出来ていくのが見ていてなんだか微笑ましいです。

 

そんな彼らを支えてくれるご近所のママ友、パパ友たちも皆いいキャラです。最初はホリーから見ると「独身の自分を憐れんでくるめんどくさい主婦たち」、エリックから見ると「妻の尻に敷かれる家庭人になってしまった哀れな男たち」だったママパパたちですが、いざ彼らが親として戸惑っていると助言をくれたり励ましてくれたり、とにかく優しくて頼もしいです。

 

作中でしょっちゅう開かれるホームパーティーの様子はあまりにも典型的な「アメリカの郊外の風景」で、ステレオタイプ過ぎて笑えました。

 

 

ホリー役のキャサリン・ハイグルは僕は初めて見る女優でしたが、ラブコメジャンルで有名な人みたいですね。一方でエリック役のジョシュ・デュアメルといえば、やっぱり「トランスフォーマー」のレノックスのイメージです。「トランスフォーマーシリーズでアメリカ軍の一番メインっぽい人」といえば分かる人も多いのではないでしょうか。

 

アクション俳優のイメージが強い人ですが、コミカルな兄ちゃん役がめちゃくちゃ似合ってました。というかキャリアを見るとけっこうラブコメ映画の出演が多くて、もともとこっちの畑の出身なのかな?という印象です。

 

 

 

ストーリーを通して、とにかく「悪人がいない」のが印象的です。ホリーもエリックも、いきなり後見人になった彼らを指導する児童福祉士も、ご近所さんも、皆漏れなくいい人。登場人物全員の協力の末にハッピーエンドになる展開がとにかくあったかくて、見ていてほっこりします。

 

要所要所でソフィーが見せる成長もかわいらしくて、ホリーやエリックと一緒に彼女の成長を見守ってるみたいで「歩いた!」「しゃべった!」と感動できます。

 

 

 

善人しかいないあったかコメディドラマで、カップルや夫婦で見ると楽しそうな映画だな、と思いました。おすすめです。