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芸術的な銃撃戦 『ガーディアン』感想(ちょっとネタバレ)

ガーディアン(字幕版)

ドイツのアクション映画です。普段ハリウッド作品ばかり観るので他の国の映画は全然詳しくないんですが、ハリウッドアクションとは違う独特の空気感が印象的な作品でした。

 

これがドイツ映画の特徴なんでしょうか。灰色っぽいというか鉄っぽいというか、映画の中に終始ひんやりとした雰囲気が流れてました。この空気がすごく良くて、話にマッチしてました。「これは渋くてクールな漢の映画だぜえ」みたいな感じ。

 

監督・主演のティル・シュヴァイガーは『イングロリアス・バスターズ』に出てたので知ってました。ドイツではジェイソン・ステイサム的なポジションで国民的アクション俳優らしいですね。そんなティルさんと彼の娘で女優のルナ・シュヴァイガーの共演で話題になったのがこの映画なんだとか。ルナさん、横顔・斜め顔はかわいいけど正面からみるとちょっと太ってました。

 

 

 

凄まじい銃撃アクションが売りの作品だそうですが、その宣伝に違わずマジですごい銃撃戦の連続でした。マジで、マジですごいです。

 

犯罪現場をニナという少女に見られた武器商人が証拠をもみ消すために彼女に対して次々に殺し屋部隊を送り込み、彼女の警護についた主人公の刑事がそれに立ち向かう、というストーリーなんですが、それぞれの戦いの映像の凝り方が半端じゃないです。

 

まず最初の銃撃戦がいきなり印象的過ぎました。狭い室内での銃撃戦でスローモーションを多用することで、実際は数秒しかない戦いの中で敵味方各々が瞬時に判断して動き、撃ち合う様がよく分かる演出は、カメラワークや銃の動作エフェクト、発砲音、弾着の演出が計算され尽くしていて臨場感たっぷりです。

 

最初の室内戦から病院での攻防、ラストの隠れ家への襲撃と、基本的に主人公のマックス(ティルさん)が一人で立ち向かわないといけないからダイ・ハードばりの大立ち回りでした。彼のアクション俳優としてのかっこよさを派手な銃撃戦の中でひたすら堪能する映画です。

 

個人的に一番かっこよかったのは住宅街で駐車された車が並ぶ路上での銃撃戦でした。BGMも一切なく、月明かりの下で銀色に輝く数台のドイツ車を挟んでの撃ち合いが引きのカットから映し出される画はもはや芸術です。

 

 

 

とにかくアクションが凄すぎてそれだけで名作と呼べる作品ですが、唯一終盤のあるシーンに関しては、ネットの他の方のレビューでも言われてたけどちょっと納得いきませんでした。大勢の傭兵に隠れ家を囲まれて万事休すみたいな状況だったのに、それをどうやって切り抜けたかの描写が丸々省かれてるんですよね。場面が変わったら最後に黒幕の武器商人を車ごと爆殺してめでたしめでたしになっちゃいます。

 

「ちょっと待てさっきの隠れ家襲撃はどうやって切り抜けたんや」と観た人の誰もが思ったことでしょう。えっそんだけ?となりました。何故そこを省いたのか理解不能です。日本では曖昧で説明不足と言われてもドイツ本国ではこういうのが良しとされるんでしょうか。

 

 

 

ラストがそんな感じでちょっと不満が残っちゃうのはともかく、銃撃戦は本っっ当にすごいです。ハリウッドに引けをとらないというか、もはや有象無象のハリウッドアクション映画じゃ太刀打ちできないんじゃないでしょうか。

 

そこにティル・シュヴァイガーのシリアスで渋い演技も相まってかなり良いです。まさにジェイソン・ステイサムを彷彿とさせられます。

 

とにかくお腹いっぱいガンアクションを観たい方には心からおすすめできる作品です。

ガーディアン(字幕版)
 

 

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