堕落ディザイアー

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嫌いな上司はさようなら 『モンスター上司』感想(ちょっとネタバレ)

モンスター上司(吹替版)

「それぞれの職場で上司に悩まされている学生時代からの同級生3人が、幸せな人生を手に入れるために上司たちを葬り去ろうとする」というブラックなコメディです。

 

主人公格ニックの上司はニックが祖母の危篤時に早退しようとしたときですら残業を命じた卑劣なパワハラ野郎、歯科助手として働くデールの上司はフィアンセのいるデールに執拗に肉体関係を求めてくる逆セクハラ変態女医、唯一人格者の社長に恵まれていたカートも、社長が急逝してそのバカ息子がそのままバカ社長として就任し、会社を私物化し始めたことに頭を悩ませます。

 

それぞれ事情があって転職も難しい状況で3人が下した決断は「上司をぶっ〇しちゃおう」というかなり物騒なもの。自分たちのこの先数十年の幸せのために、どうにか証拠を残さず完全犯罪を計画し始めます。

 

ですが悪事なんて縁のないごく普通の市民だった3人がそんな慣れないことをしても上手くいくはずもなく、事態はどんどん複雑になっていきます。

 

 

 

主人公ニックにはこの手のアメリカンコメディでツッコミ役としておなじみジェイソン・ベイトマン、3人の「モンスター上司」にはケヴィン・スペイシージェニファー・アニストンコリン・ファレル、ほかにもドナルド・サザーランドジェイミー・フォックスなど異常なまでの豪華キャストが並ぶ作品となってます。

 

演技派として名高いコリン・ファレルがバーコードハゲ頭で暴言と暴挙をくり返すジャンキーになり果ててる様は必見です。

 

さらに、初代「ファンタスティック・フォー」主人公のヨアン・グリフィスがあまりにもしょうもないチョイ役で出てたのも笑えました。

 

 

 

ブラックジョークと下ネタが満載の典型的お下劣コメディ映画ですが、それぞれのギャグのキレと弾数がとにかく超ハイレベル。終始「しょーもな!」と思いながらも笑いが出ちゃう展開の連続で、モラルの低いジョークが苦手じゃない人なら確実に腹を抱えて見れます。

 

個人的には車の音声ガイドサービス担当者が「ご案内しゃしぇていただきましゅ」みたいに「さ」行が全部訛ってるくだりがしょうもなさ過ぎて一番の爆笑ポイントでした。

 

吹き替え声優陣のキレが半端ないので、ぜひこの映画は吹き替えで見てほしいです。

 

一応サスペンス調のコメディ映画ということで、主人公たちが暗殺計画のために動き出したところらへんからカーアクションあり銃撃ありのシャレにならない事件に発展していきます。

 

そこで一番クレイジーっぷりを見せるケヴィン・スペイシーがまた良かった。明らかにパワハラ上司なんてレベルを超えてもはやサイコパスです。よくもあれほど不気味な睨み顔ができるもんだ。

 

 

 

最後の結末までしっかり笑わせてくれて、爆笑の連続のあとにしっかり後味よく終わってくれるまとまりの良い傑作コメディでした。

モンスター上司(吹替版)
 

 

低予算コメディ映画としてはかなりの大ヒットを記録したことで続編まで作られたみたいですが、そっちもチェックしてみたいです。

モンスター上司2(吹替版)